はてなブックマークの記録 2018/04-(1)

 いつもの。先月に引き続いて紹介記事数を更に絞っていった。今回は特に取り上げるテーマそのものをがっつり絞って、とりわけ自分が熱心に読んでいた分野の記事を、ネタかぶりを気にせずに積極的に複数入れていくことにした。編成に関しては例月どおり。それじゃあ行ってみよう。

政治

www.huffingtonpost.jp  現在まで続く種々の問題の出発点となった森友学園の事件について、発端となった豊中市市議会議員の告発までの経緯を詳細に報じたもの。今ではあまりにもあちこちに問題が波及しすぎて、あまり取り扱われなくなってしまったのだけれど、まあ後から出てきた問題の重大さ、深刻さを鑑みれば、致し方ない部分もある。

this.kiji.is  結構ここでもプーチンの独裁的姿勢の強化、ロシアが抱えている問題についてはしばしば取り上げていたのだけれど、今回もそれに類するものだと言っていい。今回の事件における被害者となったワレリー・プシェニチヌイ氏は長く資源依存の続くロシア経済においては、かなり有望な人物だったようだけれど、政治との関連性はあるんだろうか。今調べたところでは、それらしい記事は見つからないので、その辺の判断はひとまず保留。BBC, AFPあたりでその辺の記事なんかを上げて貰えると助かるんだけど。

経済

―経済

www3.nhk.or.jp 日本企業の不正発覚の続出を受けて発足した“第三者委員会報告書格付け委員会“についての記事。この記事の終盤に、委員の弁護士のひとりの発言として、こんなことが書いてある。

「ピンチの時こそ″正直に″『こう改めます』と言えば、『やるじゃないか』と株価も上がってくるかもしれない。なのになぜ、そういう機会を見逃すのか。逃げて隠れる会社は結局また不正を起こす。“正直”じゃない会社、まじめじゃない会社の失敗は、必然だと思います」

そしてその10日に毎日新聞から出た報道がこちら→「雪印種苗:偽装を隠蔽、社長辞任 牧草の種子混ぜ販売 - 毎日新聞」 おお……もう……

toyokeizai.net  バリアフリー新法施行前の12年前において、ハートビル法違反となるバリアフリールームの不正改造を行った現在の東横インの福祉への取り組みについて説明した記事。執筆者のアナリストも車椅子で生活している要介助者で、自身の体験も多分に盛り込んでいて、取り組みについての説明もかなり詳細でよい。

 こちらは近年はかなり好調だそうで。犯した失敗は的確な改善処置でしか取り戻せない(至言)

―労働

www.bengo4.com  今年の2月に起きた日本海側での豪雪において、豪雪被害下にあったコンビニエンスストア店長に対して過長勤務を要請したセブンイレブンの手法についての記事。

news.yahoo.co.jp  今回のGWに実際にスト決行となったジャパンビバレッジグループの補充要員についての話。係争にかかるポイントを踏まえて、労働争議において必要な姿勢について記したもの。これは4月での記事なので、そろそろ続報としてこの執筆者から続報が出るかも。注視したい

社会

business.nikkeibp.co.jp  毎度おなじみの中国関連の記事。今回は中国で活動が活発化しつつある“精神的日本人、略称精日”(帝国主義時代の日本を肯定し、反体制派として活動している中国人たち)と、それに対する中国政府の内情についての分析記事。要旨としては次のような具合
・独裁体制の強化が進む一方、政府・議会内、さらには文化人、国民においても顕在化しない現体制への不満はそこかしこに示されており、必ずしも体制は盤石ではない
・それゆえに、長年抗日主義と愛国プロパガンダを軸に国民の統合を図ってきた中国政府の日本文化の広まりに対する危機感は、こちらが考えている以上に大きい
・精神的日本人という存在の台頭は、長年の統合政策への反発が極端な形で出たものであり、それだけにこの活動グループに対し厳しい批判がなされる一方、日本への文化的愛着が芽生えつつある国民感情を逆撫でせずに次の段階に踏み込もうとしているのか、注視する必要がある
 興味を持った方は日経BPへの無料会員登録どうぞ(日経の回し者)

business.nikkeibp.co.jp  日本の議会制民主主義、政党政治への不満が募る国内の若者層についての分析記事。上の記事を紹介した直後にこれを紹介するというのが、なんとも皮肉なんだけど。  正直言って自分からすると「隣の芝は青い」「視野が狭い」以上の感想しかないんだけど、少なくとも若者層がここまでの思考に至りつつある現状について、しっかりと認識する意義は間違いなくある。ただ、最後のページなんかはアホらしいなあと思う。民主主義という前提に立っていなければ、そもそも「日本の政治体制はよいと思うか?」なんて質問を受ける機会もなければ権利もないし、現状発覚している汚職の類はすべて国民には知らされないところでのみ動くようになる。仮に汚職を知ったとしても、このアンケートに答えてる市井の人間にはそれに対して抗議する権利さえ持てないのに、なぜ日本の民主主義はダメだとか、よく知りもしない中国の体制を考えなしに称揚できると思うんだろう?

gendai.ismedia.jp  今なおも続く福島県の産業・県民・環境についての風評被害について。4-5ページ目に順調に産業復興を果たしつつある福島県の現状と、それを知らない周囲の人たちとのギャップについて細かく書かれているので、時間がない人はここだけでも読んでみるといいかも知れない。
 これを書かれている方は昨年の8月に同誌で同じく福島についての記事を書かれていて、こちらもホットエントリに挙がっていた。そちらもかなりいい内容だったので、上の記事を読んで興味が湧いた方などはどうぞ→「大炎上したテレビ朝日「ビキニ事件とフクシマ」番組を冷静に検証する(林 智裕) | 現代ビジネス | 講談社(1/5)

toyokeizai.net  増え続ける未婚者のうち、未婚者かつ親と同居している人たちに焦点を当て、彼らが抱える経済的・福祉的問題について分析した記事。要旨としては、皆婚社会・ジェンダーロールに基づく生活設計・高齢者福祉制度の瓦解、旧時代的な村社会に基づく相互扶助の喪失によって、現在の労働者が親の介護という重い負担のために経済活動から離脱する動きが顕著になっており、これがのちのち多方面において大きな痛手となる可能性がある、といったもの。
 あとこの記事に関してはブコメは読まないでよろしい。なんでわざわざ多方面から統計を4,5つも引っ張ってきて、続く問題提起の信憑性を補強してあるのに、まったくお門違いの「価値観の問題~」だとか「親と同居したほうが合理的~」みたいなコメントがつくのかまったくもって分からん。

news.yahoo.co.jp  韓国で長らく支配的だったという「女性は眼鏡をかけてはいけない」という価値観についての話。この辺の事情はまるでよく知らなかった(日本では眼鏡云々の話なんかまるで問題とされていなかったし)ので、なかなか興味深い内容だった。
 やっぱり「**とはかくあるべし」みたいな価値観の多くは、結局のところ、めちゃくちゃ曖昧な理屈にもとづいているか、或いはもとは理屈があったものでも時期の経過にともなって形骸化して、まるで用を成さなくなるものなんだなあと、記事を読みながら思った。

blogos.com  現在広く普及している文化的行事としての「初詣」がどのように生まれたか、またそのきっかけとなる日本のナショナリズムの支柱の一つともなっている「神社(神道)」と「天皇」とがいかにして結びついたか、について説いた記事。以下要旨
明治維新、欧化政策に伴い旧来の神道・仏教への信仰意識がうすれ(知識人層にとってはむしろ否定的な向きのほうが強かった)ていた。
・それを危惧した神社界と日本的価値観に基づくナショナリズム形成(国民教化)を計りたい日本政府との思惑が一致。両者が接近し、天皇崇拝の軸としての神社(伊勢神宮明治神宮)そして「初詣」が誕生した
・ここで沸き起こった新たな流れに乗ろうとする鉄道各社が積極的に参拝手段としての鉄道開発を活発化、さらには熾烈な乗客争いが繰り広げられ、普及に至る
といったようなもの

www3.nhk.or.jp  タイトルではわかりにくいのだけれど。深刻な食物アレルギーを負っている人たちが行っているアレルギー克服治療を追った記事。近年では、食物アレルギー治療において、経口負荷試験に基づく経口治療(アレルギー症状の出る食物を、微量の経口摂取からゆるやかに摂取量を増やしていくことで症状の軽減を目指す治療)が積極的に行われているそうな。

 自分もイカ、タコ、エビ、カニ、貝類なんかでちょいちょいアレルギーが出る(自分のは唇の腫れ、軽い蕁麻疹程度でそれほど深刻なものではない)ので、希望の見える話。

 それじゃあ、今回はここまで。来週に(2)を書いていつもどおり終わりとする予定。先週書いた話と、先々週に書いたWebコミックの方はそれ以降にちょこちょこ書いていく。あんまり色んな課題を並行して進めていくのは得意じゃないんだけど、まあ、仕方ないね。

小話

 最後にちょっとブログっぽいのを。先日に、はてなブックマークで書いたコメントが上手くハマって、自分でも驚くくらいのスターを貰って「これはこの流れでよそから耳目を集めて、このブログも色々と掘り返されるんじゃないか」なんて思っていたんだけれど、全然そんな様子もなくて笑った。いや、自分も情報端末経由ではてブを見てるときなんかは面白いブコメを見てもわざわざユーザ欄まで行って色々掘り返したりはしないんだけど、まさかアクセスログを見た限りでもまるで有意差が認められないくらい効果なしとは思わなかった。スターをめちゃくちゃたくさん貰ったときも驚いたけど、この変化の無さにはそれ以上の驚きがあった。やっぱはてブってダメだわ(責任転嫁)
 とはいえ、さすがにあれだけスターをもらうとそんなのはどうでもいいくらい気持ちがいいもので、今後はそんなにブコメを書くつもりもなければ、狙ったところでそんなコメントを捻り出せる気もしないので、ひと時限りの輝きとして大事に記録しておこうと思う。どうせ当のブコメからのアクセスはなかったんだから、ここで自慢しといても無問題でしょ

 この前後のブコメとかは普通にダダスベりだったのを見るに、多分こんなことはもう二度と起こらないと思うわ。これを気に味をしめたりなんかして、ちまちま小狡く狙いにいってスベるのはいかにも小者っぽいので、今回のは奇跡だったってことにしておとなしく黙っとこうと思う。にしても、微妙に日本語おかしいのに、よく伸びてくれたもんだ。ありがたやありがたや