七人の小人たちがソーシャルメディア蒐集家を資金洗浄の一環として

 先週書いたネタについてあれこれ考えを巡らせてる間にネタになりそうなこととかいろいろ思い出したことがあったので今日はそれを。
 何を思い出したかっていうと、2010年前後(2007~2012年)くらい、いわゆるまとめサイトとかニュー速VIP(なんかもうこの語の響きに時代を感じる)にそういや個人制作のWebコミックがめちゃくちゃ流行ってたよなあ、とかそういうこと。思い出したきっかけは先週貼ったWORKING! の動画を記事にペタペタ貼ってたときで「そういやこのアニメ、自分はウェブの4コマしかよく知らなかったから、キャラが全然ピンとこなかったんだよなあ」とか思ったりしてた。この漫画に関してはWebコミック成長期ではなく、それ以前から活動していたらしいけれど。

 自分の観測範囲では、ちょうど新都社とか、週刊少年ワロスとか、クオリティを一切問わない完全自由型の自作漫画投稿サイトがニュー速VIPはじめ雑談系板で取り上げられ始めて、さらにその辺の盛り上がりに便乗するかたちでまとめサイトが紹介。さらに拡大、といった具合だったと思うのだけれど、どうだろう?
 というか、これを書きながらあれこれ調べていて思ったのだけれど、この手のサイトって自サイトの沿革とかサイトの変遷史みたいなものを、ちゃんと系統だった形で残してないのな。Wikipediaもない(自サイトに有用な参照元がないんだから作られないのも致し方ない気もするけど)し、一番役に立ったのがはてなキーワード編集履歴っていう。ここを見るまで2005年位には一応すでにサイトがあったらしい。この手の辞書サイトではてなキーワードが一番有用だったの、多分初めてだと思うわ。それくらいこの関連の話題については、どこを参照すればいいのかわからん。
 この頃のネットコミュニティの動きって、ミクシィと各種ブログサービス以外ではどれも人の流れそのものはかなり小さくて、掲示板の動きなんかはまさにその時々のノリありきだった(安価でxx、ネタ企画オフとか)から、その辺の「後先考えず適当にやったらいいじゃん」という文化性を反映したものなんだろうけど。後になって調べる者としては面倒この上ないなこれ。
 要するに何が言いたいのかと言うと、調べてみたけどよくわかんなかったってことね。

 とりあえず昔のブラウザブックマークを掘り起こしてできたやつのリンクとかを載せてみる。
結構書けそうなことがいろいろ出てきたし、5, 6年ぶりくらいにリンク先アクセスしてみたら消滅しているサイトも多くて元サイトの確認が面倒臭そうなので数回に分けて書いていく予定。個人的な話というよりは自分の記憶の整理みたいなのが目的になりそう。自分自身がめちゃくちゃその界隈のコンテンツを漁るのに熱心だったわけでもないし、その辺の事情に詳しいわけでもないので、とくに網羅的に取り上げる気はない(やろうと思っても無理)し、正直今はもう取り上げる気になれないやつとかも多い。ゆうき某とかね。
 今回は、現在でも当該漫画が閲覧可能で、著者が活動を続けているものを羅列していく。

うろんなページ
 WORKING! 作者がはら氏のホームページ。前にブックマークしたページはサイトそのものは残ってる(→4コマWORKING!!)けど、各回の漫画ページは消滅。どうやらホームページをいろいろ改築したらしく、トップに戻ると新しいリンク先からちゃんと読める。


COLDTURBINE
 硬派な漫画書いていた人。自分の観測範囲では無料公開されていたものが積極的に取り上げられていたのだけれど、どれも当時のWeb作品のなかでは絵・シナリオともにかなりしっかり描いてあるものばかりで、読み応えがあった。Webコミックって、あれこれブックマークしといたわりにそれほどがっつり読んだものって多くはないのだけれど、この人のはどれもしっかり読ませてもらった。今も活動を維持されていて、最近では正規の出版社から紙で出しているそうな。


塩と気圧
 単話完結式の漫画を書いている方。自分はその中にあった「残念博士」というのが好きでよく読んでた。現在でも閲覧できるけど、たしか昔はカラーじゃなく、白・黒・水色三色とか、そんな具合で書いていた覚えがあるんだけど、どうだったっけな。調べたら知らないうちにこのシリーズで三冊ばかり紙で出しているらしいので、それに合わせて絵柄も大幅に変えたってことなんだろうか。比較的最近更新されたものを読んだ感じでは、ネタそのもののノリはそのままらしい。
 ブックマークに残っていた前に掲載されていたサイトと思われるリンク→http://naclhpa.dousetsu.com/
 現在はコミック・アーススター他出版社の運営しているウェブコミックサイトなどで連載を複数持っているそう。


読解アヘン
 完全個人制作のWebコミックで今成功を収めている人らの中では、これとONE(ワンパンマンの人)が二大巨頭といった感じなんじゃなかろうか。後者がわりと面白い流れに乗って上の方までのし上がって行ったのに対して、こちらはなるべくしてなったな、という感じがある。サイトデザインや絵柄の安定感とか、シリアスありつつ全体としては和やかな青春マンガってところとか、メインターゲットになるであろう中高生の目に一度入りさえすれば充分に遡求できそうだなっていうポテンシャルがすでに出来上がってて、個人的には売れたという結果にまったく疑問を覚えない(好きな作品ってわけではない)
 ただ、キャラの性格の変遷はすごい。すごい(何がとは言わない)。


ワンパンマン
 上で名前を挙げたので。これに関してはもはや説明不要なのでなんも書かなくていいでしょ。久々に92話から続き読み始めたけどやっぱり面白いなあ。村田雄介作画の方はこちらから→[第1話] ワンパンマン - 原作/ONE/漫画/村田雄介 | となりのヤングジャンプ


春出汁-top
 他と同様VIP等で盛んに紹介されていた漫画。かなり早い段階で放置気味になってて、気に入ってたんだけどなーとか思ってたら、去年の夏ぐらいにTwitterで回ってきた4コマツイートのアイコン見て「あーこんな感じのキャラが主人公のWebマンガあったよなあ」とか思いながらプロフィール欄飛んだらほんとにその人で驚いた。その4コマについては、紙でも出版されてるそうな。最近はネットでバズってから出版までの流れ早いよなあ。ことこの数年に関して言えばマンガに限らず小説やブログの類もめちゃくちゃ早いから困る。


となりの801ちゃん: となりの801ちゃん アーカイブ
 オチ(オチって言うな)。この人に関してはWORKING同様Webコミック草創期の人で、アマチュア向け漫画投稿サイト以前の人だからちょっと時期が違うのだけれど、同時期並行してかなりよく取り上げられていた。
 あとこれに関する記憶として、2ちゃんねるまとめサイトで「はすむかいの801くん」ってタイトルの、ヘッダがこれのイラストのものがあったのだけれど、あれは何か関係があるんだろうか?(いまそれと思われるサイトにアクセスしてみたところ、非公開となっていた) Webマンガと同様、この辺の流れも今はよくわかんなくなってきてるし、まったく困ったもんだ。自分の記憶ではこのサイトの記事で覚えている記事がひとつだけあって、何かっていうと「赤本オナニーの誘い」ってやつ。たしか2012年くらいの記事だったと思うんだけど、自分はこれでまた一つ性の深淵を知ったよ。


 とりあえず今日はこのへんで。既にメインブラウザのブックマークからは記録が消えてて、他にインストールしておいたサブブラウザを漁りデータ移行、そこからさらにリンク切れのサイトの内容を確認、とかやってるうちに存外時間がかかった。毎月やってる記事紹介と同じくらいには時間かけたと思う。しんどい。
 来週はちょうど40記事目にあたるってことで、別のことを書きたいので、続きを書くのは再来週くらいになると思う。