先月ブクマした中で面白かった記事 2018年02月-(2)

文化

bunshun.jp
 イギリス料理はなぜ美味しくないのか、またなぜ美味しくなくなった(かつては美味しかった)のかについて論じた記事。中世封建社会における農業体制から産業革命までのイギリス社会の変革を踏まえてイギリスの食文化の変遷を丁寧に紹介している。面白い。

portal.nifty.com
 タイトルの通り。先月もデイリーポータルZの同じ記者の記事を紹介した記憶あるけど仕方ないね。


ドイツ人元Jリーグ監督が"部活"に抱いた違和感「練習が休みと言ったら全員喜ぶ」 | THE ANSWER スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト
 短いコラム記事だけどいいこと書いてある。あと外国人監督のいた滝川二高ってなんかどっかで聞いたことあるなって思ってたんだけど、「大迫マジ半端ないって!」の学校だった。

bunshun.jp
 また文春から。日本史の政体に付随する文化及び文化的政略についての研究を行っている研究者へのインタビュー。やや斜に構えた物言いがなんとなくイラッとする(たぶん同族嫌悪)んだけど、話している内容自体はめちゃくちゃおもしろい。
 あとそんなに関係ないけど去年の年初ぐらいに冷戦下共産圏で制作された映画ポスターの特集展示が京橋のフィルムセンターでやってて行ったことがあるんだけど、検閲とか反資本主義の思想もあってかなり抽象的で前衛的なデザインになっててなかなか面白かった。ただ、映画の内容はポスターだけじゃまったく分からなかったんだけど、あれは販促にはなったのだろうか? 社会主義圏の場合画家も生活を保障されたいち労働者だから、ああいう極端に作家性が出た作品でもオッケーだったんだろうか。ただの日記ここまで

gendai.ismedia.jp
 はてブでもかなり盛り上がってたやつ。音楽そのものを俯瞰的に捉えながら尚且つそれを生業にしてる人、ってなかなか珍しい気がする。CINRAのインタビュー記事とか見てるとひたすらピュアに「音楽で誰かを助けたい」とか言ってる人らがいっぱいいて、それ自体は悪くないにせよあまりにも普通の人たちの持っている実生活に対する問題意識と乖離しててなんかもやっとすることがあるんだけど、この人はそういうアーティストと聴衆の意識や距離感をがっつり直視してるのがすごい。あと真面目な内容なのに掲載されてる写真がふつうにビジュアル系なのがまた面白い。
 あとまたただの日記なんだけど、先日大槻某のラノベっぽい感じの小説を読んでて「ビジュアル系はセックスするとき電気をつけない」みたいなことが書いてあったんだけど、これは事実なんだろうか?

www.4gamer.net
 前世紀のゲーム事情を当事者へのインタビューから探る連載記事。バーチャファイターの宣伝係として新宿を中心に都内のバーチャファイター隆盛の一翼を担った林田貴光氏へのインタビュー記事。#2はバーチャファイターの開発者インタビューで、これもかなり面白かったんだけどこっちのほうが面白かったのでこっちだけ載せとく。開発者と異なり、こちらは泥臭い筐体の修理や顧客対応、当時ほとんどのプレイヤーにとって未知のものだった「3D格闘」を広めるかなど、プレイヤー側の領域にかなり踏み込んでいて、他にはない情報がいろいろ詰まってる。歌舞伎町の大火とか当時の新宿界隈の時事など文化史のような感もあってこれまた面白い。こういう視点からゲーム史を語れる人ってもしかすると開発者よりも少ないかもしれないので、これからも色々発信してほしい。

www.asahi.com
 件のあれの制作者へのインタビュー。非常に真面目で濃ゆい記事。長いけど朝日にしては珍しくログインなしで全文読める仕様(やるじゃん)。外での盛り上がりについて、表面的な部分だけが取り上げられるのは不本意だとしつつ自分でも再考を図るきっかけにしていく殊勝さ。オリンピックのために製作したものではないそうで、五輪との関連性についてのコメントでもはっきりと「五輪に向けて作った作品ではないので、言うことはありません」と言い切ってるのがすごい。

写真

jp.vice.com
 ソ連撤退後のアフガニスタンで写真家として撮影活動を行っているスティーヴ・マッカリー氏へのインタビュー記事。冷戦後のアメリカ批判などもあり。
 前にハフポストだったかの冷戦に関する記事で、ゴルバチョフは現在のプーチンの施策や崇拝じみたプーチン賛美を批難しつつ、冷戦後も強硬姿勢・覇権主義的思想を崩さないアメリカの情勢を踏まえてプーチンに賛意を示してもいる、といったような内容の記事を読んだことがあるのだけれど、この記事も含め、いまその辺の弊害がかなり大きくなっているなあと感じる。トランプとそれを支持する人たちの孤立主義覇権主義を無理やりごちゃ混ぜにしたような思想を見ていると、つまるところ今一番変革を必要としてるのはロシアでもアフガニスタンでもイラクでもなく、アメリカなんじゃないだろうとかとも思う。

www.buzzfeed.com
 引き続き写真。上よりも写真多めなので文章を読まなくても面白い。タイトルでは100年前となっているのだけれど、厳密には150年前。アメリカ南北戦争時代の高精細な写真が見られる。こんなのがネットでお手軽に見られるなんて、いい時代だあ

科学

jp.reuters.com
 タイトル通り。悲しいなあ……

2018年漁期 シラスウナギ採捕量の減少について その1:ニホンウナギ個体群の「減少」 〜基本とすべきは予防原則、重要な視点はアリー効果〜 | Kaifu Lab
 プレビューなし。先の記事の経済カテゴリで同様にウナギについての記事を載せたんだけど、こちらは政治・経済問題というよりは純粋に水産資源保全についての話なので別で載せる。書いてるのは中央大学の、なぜか法学部のチーム。自分はまだこの回のしか読んでいなんだけれども、連載記事で全5回まであるそうな。一覧はこちら(→https://yamba-net.org/41033/)

生活

www.buzzfeed.com
 老齢・末期疾病患者にかかる緩和ケア、鎮静および安楽死に関する記事。はてブなんかで社会問題関連の記事ではよくコメント欄で自殺志願者向けの安楽死の導入がうんたらと書かれている(あの手の人らがこの手の言説を振るうとき、しばしば社会へのアイロニーの発散や自己陶酔のいち手段として使っているようなところがあって正直結構不愉快だったりする)のだけれど、これは医療行為としての安楽死についての記事。バズフィードはこの辺の記事をちょこちょこ書いているようで、今月に入ってからの記事でもこんなのがあった→「薬の力で、最期は苦しまず、眠るように逝きたい
 

ネット

portal.nifty.com
 みんなだいすき(かは知らない)デイリーポータルZ。おもしろい(小学生並みの感想)

originalnews.nico
 タブに放置してて先月ようやく読んだやつ。自意識高い系として長いことネットでヲチ対象になってたTehuくんについての記事。一時期のイキりっぷりが嘘のように思われるほどの落ち着きぶり。もてはやされなくなったとは言え飯のタネにできるほどだし、イキりながらあちこちで色んな人と接点持ってるうちにいろいろ見えてきたんだろうね。自分もここ数年はほとんどこの人に関する話題を聴いていなかったんだけれど、この記事を読んだ限りでは結構あちこちで何かやってるっぽい。

www.buzzfeed.com
 結構もうあれこれ書かれてる話題だけど、久々にこの辺の記事を読んであー懐かしいなあと思ったので載せとく。もうそういうのはやらないと言いつつしっかりオチ付けに行くスタイルきらいじゃないよ

tablo.jp
 子供向け歌番組のための楽曲でうさんくさい歌詞書いて炎上した絵本作家の「池袋の不良グループのリーダーをやっていた」という経歴の偽証疑惑に関する記事。先の炎上事件に関しては、この絵本作家についての記事を去年だかに一度読んだときに「あっ、そういう人がいるんだ」って思ったくらいで以降まったく追ってないし興味もないんだけど、これはこの絵本作家が不良グループのリーダーとして活動していたと思われる時代の不良文化みたいなのについてあれこれ語っててなかなか面白かった。やっぱりこういう不良文化みたいなのもちゃんと調べてる人っているんだね。


以上。数えるの忘れてたけど、たぶん40弱ってところだと思う。先月ほどではないとは言え今月もしんどかった。
実生活のほうでいろいろ終わった(色んな意味で)のもあって先日秋葉原とかを一年ぶりにぶらぶらしてきた。ほんとは高田馬場ジャームッシュの2本立てを見る予定だったんだけど、新文芸坐でも近いうちにやるだろうなと思ってスルーしてツクモの丸々と太ったお兄さんにPCケースとマザーボードについていろいろ教えてもらってた。来週の平日あたりにもっかい行っていろいろ買ってくる。この辺の話は終わったらちゃんと書く。地味にこういう、いかにもブログって感じの記事書くの久々かもしれない。ほげー