先月ブクマした中で面白かった記事 2017年01月-(2)

国際ニュース

jp.reuters.com
 ロブスターなどの甲殻類は敏感な痛覚を持っており生きたまま茹でられると死ぬまで凄まじい痛みを感じることになるので、”しっかり殺してから”茹でてくれというお達しがスイスで出た、という話。以前チベット仏教は他の仏教と比しても輪廻転生を重視していて、それが死んだ先祖の転生であるかもしれないから、可能な限り不殺生を徹底するみたいな記事を以前に見聞きして、ほう、と思ったものだけど、こういう不殺生主義みたいなのって欧州にもあるんだね。
 最近種差別が云々とか反出生主義がどうこう、ヴィーガニズムがどうこうとかちょこちょこ盛り上がってるけどどうなんだろうね。自分は差別や偏見、自分に内在する悪徳(したり顔)に自覚的になることでよりよい世界を形成することができる、といったような考え方で、差別そのものを根絶できる(罪なき世界を実現できる)、とは思ってないのでこの辺の過剰な潔癖思想にはあまり共感しないんだけど、それはそれとして目新しい思想ではある。


www.huffingtonpost.jp
 誰かがブコメで載せてた記事で、2016年年末のもの。非飲料用アルコールを飲料用アルコールとして飲む文化って、社会主義時代までだと思ってたよ、たまげたなあ


www.afpbb.com
 吹雪を避けて屋内展示室に移されたペンギンを完全装備で屋外から見るカナダ人の特性ついての考察記事(違う)

生活

headlines.yahoo.co.jp
 数万円から数十万円ほどの少額融資を行っている認可を受けていない金融業者についての記事。前に最近の訪問販売は高圧的にではなく、人との触れ合いを欲している老人世帯を狙い、長期間通い詰め信頼いさせてから販売することで、リスクを下げながら大きな利益を上げているという記事を読んだことがある(たしかヤフーニュースの特集記事)けど、これもそれと同種のやり口なんだろうね。


nikkan-spa.jp
 煽りタイトルでもなんでもないのにめっちゃ読みたくなってくるからすごい。

ネット

nlab.itmedia.co.jp
 Twitterで拡散されたお役立ち情報が実は全く科学的・医学的エビデンスのないものだった、というのはよく見るのだけれど、これは逆に全て論理・実践性ともに不可分ないものだった、という例。あんまり見ないけど、こういう正しい情報もしっかり確認が行われて、改めて情報発信が成される、というパターンももっとあっていいんじゃないだろうか。デマだった例ばかり取り挙げられると、嫌でも懐疑的になってしまうし、発信する側も注目を集められる情報であれば真偽を問わないというような極端な人間ばかりが蔓延ることになるし。
 正しい情報を正しく発信した側にのみ賞賛や名誉が与えられる環境である、ってのは大事だと思うよ


note.mu
 昨年の解散総選挙における東浩紀氏の「積極的棄権を呼びかけたい」という主張にたいするしんかい氏の反論記事。公開は2017年10月。ずっとタブに放置してたやつで、読んだのは先に政治欄で挙げたウーマンラッシュアワーについての記事を読んだあとだったんだけど、これも「愚民思想」に近いものだよなあと思った。東氏に関しては、一昨年の参院選に際しての記事とかはなかなか感心したものだったんだけどなあ。(あの時の感心を)かえして


www.itmedia.co.jp
 個人・法人の別問わずネットメディアに蔓延しているタイトル詐欺ないし扇情的なタイトル付けについての記事。ネットメディアについての分析記事ではなく、ネットメディアに触れる読者側への啓蒙としての内容。まあもとを正せばPV絶対主義に陥っている広告会社と発注する会社、それゆえにPVさえ集まればなんでもよいと思っている運営者側のモラルの問題なんだけど、SNSなどでリンク付きでツイートすれば読者もまたひとりの発信者になるからね。


newsphere.jp
 上の記事を踏まえて。一般にインターネットは民主主義的なアイテムであり、技術であると思われていたが、個人では取り扱えないほど真・偽、快・不快問わず多様で膨大な情報が手に入る用になった結果、”情報が多種多様であるがゆえに”自分自身の思想に沿う情報ばかりを無意識に選別するようになってしまった。そしてそれは知的水準の低い下層階級の人間のみならず、高等教育機関を経た高級階層の人間でさえも同様の傾向があるという話。
 ”Newsphere”という見慣れないニュースサイトなのだけれど、海外の報道機関の記事の翻訳らしいので一応信頼に足るサイトだと自分は見てる。


文化

  • 食べ物

www.hotpepper.jp
www.e-aidem.com
 食べ物関連のインタビュー記事。とりわけ下が良い。冬場は焼き芋屋をやって最低限の収入を得つつ夏場は海外のカジノでポーカーをやって稼いでいる人物へのインタビュー記事。東大卒のポーカーのプロプレイヤーの記事も前にホットエントリーに上がってたよね。あれもなかなか良かった。

  • 音楽

natalie.mu
 タイトルの通り。他の記事と違って会見の全文文字起こしなのがよい。映像だと一覧性が低いし自分のペースで読めないしでストレス溜まるから助かる。

  • アニメ・ゲーム

jp.ign.com
 自分だけかもしれないけどやたら重いので注意。テキスト主体でリーダービューが使えるのでそちらを使うのがおすすめ。長いので要旨だけ書いておくと、
・00年代までの劇場向けアニメーションは「小規模(作家性に特化したインディペンデント作品)」と「大規模(大規模な予算を投じて制作された大衆向け作品)」の二極で形成されており、海外(とくに西欧)では国家的援助のもと前者が主体に、日本ではその両方が主体となって展開されていた
・10年代以降に入ると00年代でいくつかの小規模アニメーションの成功を受けて、芸術性・独自性を保持しつつより広い層に訴求しようとする・訴求しうる「中規模」が増えた。
・中規模作品の代表例として「君の名は」「聲の形」「この世界の片隅に」があり、これらは商業的成功を得ながら、同時に映画専門誌はじめ愛好家からも好評を取っている。
・それらを踏まえてインタビュイーのこれからの活動について
といった感じ。現代の海外の劇場向けアニメーションを見る上での参考にもなるのでアニメおたくの方々はぜひ読んで

jp.automaton.am
 AUTOMATONから。これはラスベガスで70~80年代のピンボールマシンをプレイ可能な状態で保存している施設の運営者へのインタビュー記事。アーケードゲームの需要がインベーダー(70年代後半以降)から始まった日本ではあまり馴染みがないけれど、海外では存外ピンボールの人気は高かったりする。非デジタルなピンボールマシンは現在ではアメリカはもちろんのこと日本でも絶滅危惧種なんだけど、実はまだやれるところがあるんだよね。
 後半記事(Pinball Days -2017年のピンボール- 最終部 -ピンボールの本場、アメリカに存在する殿堂のこれまでとこれから- 後編 | AUTOMATON)は2月に入ってから読んだんだけど、こちらもよかった。翻訳記事ではなくAUTOMATON日本版記者によるインタビューなので、日本への言及もあったり。この辺の海外ゲームメディアの日本への参入もあってか、近年ゲーム系メディアの記事はどれも読んでて面白い。5,6年前とかだとネットはゲハ論争、雑誌系ゲームメディアはネットに及び腰で、ごく一部の個人ブログや岩田社長の「社長が訊く」くらいしかまともに読めるものがなかったんだけど、いい時代になったもんだ。

  • 映画

wezz-y.com
 映画における人種やポリティカル・コレクトネスなどについての話。タイトルがアレだけど記事内容はかなり興味深い内容で、観客の持つ人種的偏見を意図的に逆手に取った物語や映像にかかる演出を行うことで、より意外性に富んだ作品が生み出されている、という話。
 ブコメで明らかにタイトルしか読んでないだろってコメントが散見されたのが残念だった。

  • その他

withnews.jp
能楽師・宝生宗家氏と日英翻訳家ジェイ・ルービン氏、いとうせいこうによる短い対談。この記読んで能の鑑賞料ってどれくらいなんだろうって思って調べたら、大体一般自由席が3000円ってとこだった。映画チケットに3Dとか足したくらい。普通の舞台劇も立体だから妥当な値段だね(比べ方がおかしい)



 Twitterから。成人後包茎手術を受けた人の話。ネタっぽく書いてるけどとても興味深い内容だったのでネタ枠にはしないでおく。この手の性や生理的問題についての記事ってなんだかんだ普通に為になるもの多かったりするよね。AV男優へのインタビュー記事とか


www.asahi.com
 2010年前後くらいに人気を博してた某芸人の大学受験に関するインタビュー記事。単純に読み物として面白い。最近はツイッター芸人みたいな感じになってきてるけど、髭男爵ソルボンヌ大学出身の人(ソルボンヌ大学出身の人じゃない)みたいにウェブメディアへの寄稿とかやったらいいんじゃないかなあ。給料とかは知らない


togetter.com
 toggetterから。タイトルの通り

news.line.me
 2010年次サッカー日本代表阿部勇樹南欧イビチャ・オシムと対談したときの記事、前後編構成。自分はスポーツを全くやらないし全く見ないし現時点でも興味は持ってないんだけど、この手のインタビュー記事とかはわりとよく読む。インタビュー記事なんかの場合、そのスポーツのルールさえ知らないレベルでも、スポーツ選手がどういうふうに考えて生きてるのか分かったりするからね。後半記事の「(突然会いに来るという)サプライズは一度きりじゃなくていい」ってくだりがやたら格好よくて(言ってみてええええ!!)って思った(中学生並みの感想)

portal.nifty.com
 みんなだいすき(かは知らない)デイリーポータルZの記事。路線図マニアが路線図マニアに会いにイギリスまで行ってインタビューしてきた話。自分ももともと電車で乗り換え重ねてあちこち行くの好きだったんだけど、このへんの影響か、電車で何駅かだけ乗るときはずっと路線図を見るようになってしまった。許すマジ



 以上。最初は埋め込みリンクの羅列だけでいいやと思っていたんだけれど、そのうちいくつかは追加でコメント書きたいなあとか思ってあれこれやってるうちに結構な長さになった。なかなかに面倒くさかったのでもし来月またやるとしたら次は20~30くらいに減らす。